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宗派の特徴

浄土真宗の葬儀の特徴

伝統仏教の代表的宗派
「浄土真宗」

仏教が日本に定着し始めたのは聖徳太子が法隆寺を建立してからと言われています。 平安時代には最澄が天台宗を、空海が真言宗を生み出したことで、日本における仏教の宗派の礎が築き上げられました。 その後は明治政府が伝統仏教として、十三宗五十六派を公認しました。 今回は、伝統仏教の代表的な宗派ともいえる浄土真宗の葬儀の特徴についてご紹介いたします。

浄土真宗の葬儀の特徴
浄土真宗の歴史
Trivia

浄土真宗とは、鎌倉時代に親鸞が開いた浄土教の思想を由来とする仏教の宗派です。 浄土教の思想は阿弥陀如来を信仰し、阿弥陀如来が作った極楽浄土への往生を目指すというものです。 「信じるものは一人残らず救う」という阿弥陀如来の慈悲を絶対とし、「南無阿弥陀仏」を唱えれば必ず極楽浄土へ往生できるとされています。また、浄土真宗には「真宗十派」という代表的な宗派が10あり、その中でも「浄土真宗本願寺派」と「真宗大谷派」が特に勢力が強いと言われています。

浄土真宗の葬儀の特徴
Trivia

浄土真宗の葬儀の大きな特徴は、死者の供養ではないという点です。 阿弥陀如来の恩に報い、阿弥陀如来に感謝するための儀式という側面が強いとされています。 このことから、死者となった浄土真宗の門徒(信者)は阿弥陀如来に導かれて極楽浄土へ往生できると考えられ、死者の供養や成仏という概念はありません。この思想から古来は「四十九日」は行われていませんでした。 また、浄土真宗は「戒名」ではなく「法名」を授かります。これも、浄土真宗ならではの方式です。 また、浄土真宗は他の宗旨でいうところの「戒名」ではなく「法名」を授かります。これも、浄土真宗ならではの方式です。

浄土真宗の葬儀のマナー
Trivia

浄土真宗の葬儀のマナーとして特に押さえておきたいことは、香典袋の書き方とお焼香の仕方です。 香典袋の書き方については、前述のとおり故人はすぐに極楽浄土へ導かれると考えられているため、四十九日前であっても「御仏前」や「御香典」と書くのがマナーとされています。また、お焼香の方法は、最初に焼香卓の前で一礼し、抹香を3本の指でつまみます。 そして、抹香を額には持っていかずに、そのまま香炉に抹香をくべましょう。 抹香をくべる回数は「浄土真宗本願寺派」は1回、「真宗大谷派」は2回となっています。 その後、合掌して「南無阿弥陀仏」を唱え、焼香卓から離れた後、一礼して席に戻ります。 ただし、これはあくまでも教義に倣ってお焼香をする際のことで、参列のご本人が信仰される作法に合わせて行なっていただくことで間違いはありません。

まとめ

今回は、浄土真宗についての基本的な情報をご紹介しました。 浄土真宗は、開祖である親鸞のわかりやすい教えを弟子たちが後世に受け継いできたため、日本の仏教宗派の中で信仰されている方が最も多いと言われています。そのため、葬儀の特徴やマナーを適切に把握しておくことが必要です。

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